蓄電池って必要?メリット、デメッリットを考察した上、断った理由の件

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最近、家に家庭用蓄電池のセールスマンが来ます。

毎回断っていましたが、やたら来るので一度ちゃんと話を聞いてみる事にしました。

その時聞いた蓄電池のメリット、デメリットと最終的にお断りした僕の答の理由を報告します。

蓄電池の購入で迷っている人は参考にして下さい。



家庭用蓄電池とは?


まず家庭用蓄電池を簡単に説明すると、充電して電気を貯めておくことができ、必要な時に電気を供給する事が出来るバッテリーの事です。

普段スマホの充電などで使っているモバイルバッテリーのすごい大きい物って考えでOKです。

昨今、蓄電池を導入する家庭が増えてきており、その市場は大きくなりつつあります。


その理由は電気自動車や太陽光発電などと連携しエネルギーマネジメントができる為です。

電気の値段はプランによりますが、日中と夜間では夜間のほうが安いので、夜間に蓄電池に電気を貯めておき、その電気を日中に使う事で電気料金を安くつかえます。
電気自動車の充電も夜間の安い電気で充電できますし、太陽光発電があれば、タダで電気を使う事ができます。

その太陽光も設置から10年経つと電気の買い取り価格が大幅に下がります。

僕の家の太陽光の売電価格は1Kwh28円ですが10年経過後は1Kwh7円まで下がります。

毎月1万円ほどの売電収入がある場合1/4までさがり2500円ほどになります。

それなら売るより蓄電池に貯めて自分で使ったほうが電気代の節約になります。

また停電時など電気が使えなくなっても蓄電池から電気を供給出来るので困る事がありません。

こうした理由から蓄電池は普及しています。

蓄電池のメリット


蓄電池のメリットは2つ


1.電気代が安くなる

 電気の契約にはいくつかプランがあります。夜間に電気代が安くなるプランを利用すれば、一番安い時間帯に電気を充電し、高い時間帯に充電をやめ、蓄えた電気を使用する事で電気代が安くなります。

電気会社にもよりますが、一般的に夜間に電気が安くなるプランの電気代金は1Kwh日中30円前後夜間15円前後と半額ほどです。
蓄電池を上手に利用して夜間電気で生活できれば毎月の電気代金は半額ほどになります。


2.災害など停電時でも電気が使える

 日本では台風や地震などで毎年どこかの地域で停電になっています。

最近はオール電化の家庭も多く、停電になると何もできなくなってしまいます。

蓄電池があれば停電時も貯めた電気を使えるので困りません。

蓄電池のデメリット


蓄電池のデメッリットも2つ


1.初期投資が高い

 家庭用蓄電池の導入にはメリットを生かす為6kwh以上の容量を求めた蓄電池が必要です。その場合、定置式家庭用蓄電池を選択する事になりますが、そうなると200万円ほどのコストがかかります。

現状、100万以下では設置する事は出来ません。

2.寿命がある

 ものには寿命があるのは同然ですが、200万の買い物なので、元が取れるまでなるべく長く使いたいですよね。

一般的な蓄電池では8000サイクルが寿命とされている機器が多いです。

1日1サイクルだとし、8000日。20年以上は使えます。メーカー保証も10年~15年はあるので長く使えるのは使えますが200万と考えると元は取れません。


僕の家に蓄電池を付けた場合のシュミレーション

今回、蓄電池業者さんに、設置した場合のシュミレーションをして頂きました。

メーカーは長州産業スマートPVを設置した場合です。

ざっくりした見積もりですが、モニター割引やいろいろ安くなっても全部込みでおよそ200万



僕の家は太陽光発電があり、売電価格は1kwh当たり28円です。

まず太陽光経済効果表を見て下さい。

一番下の平均を見て下さい。

平均の電気料金は11139円ですが、売電が7616円で発電したけど自分で使った電気が4434円で合計が右下の12050円

これは太陽光発電が生み出した電気が12050円分なので電気会社から購入した11139円を上回っているので実質光熱費がかかっていない事になります。



この状態で蓄電池を設置する前と設置した後のシュミレーション表がこちらです。

[設置前]


[設置後]



設置後は安い電気料金での使用になるため、月平均で2000円ほど安くなっています。
年間だと2万強です。

でもこれでは200万回収など単純計算で80年かかってしまいます。


ですが、この表は太陽光発電で電気を買い取ってもらっている今の状況での場合です。
10年後の固定買い取りが終了した場合のシュミレーションはこうなります。


[固定買い取り終了後の設置前]



[固定買い取り終了後の設置後]



固定買い取り終了後は売電していた太陽光発電が蓄電池の充電に変わるので、電気会社から購入していた電気を大幅に抑える事が出来ます。
月平均で4654円の節約になり、年間ではおよそ55000円も節約できます。

それでも僕は断りました。 

僕が断った理由


毎年55000円も節約になる事は大きいですし魅力的ですが、200万を回収するには、それでも40年かかります。

ましてや蓄電池の補償はせいぜい15年。

寿命は20年~30年。

経済効果だけで考えると購入するメリットはないと判断しました。

もちろん停電などの非常時には役立つ物だとおもいますが、保険目的で200万も払えるほど、僕は裕福ではありません。

もし、太陽光発電や液晶テレビのように値段が大幅に下がれば、その時また検討したいと思います。


さいごに


今回僕は経済的な理由で購入しない判断をしましたが、=蓄電池は不要なんて事は微塵も思っていません。
むしろ蓄電池自体は素晴らしい物で、今後更に普及するでしょうし、災害時など人々の役にたつライフラインになります。

また節電効果があるので地球にも優しく、これからの未来の必需品です。

蓄電池の値段がもう少し下がれば購入するでしょうし、値段が下がらずとも、今後電気の単価自体が上がっていく事も十分にありえます。


今回僕が出した答えは、あくまで現状で考えた場合です。

将来、電気料金が上がれば答はまったく逆になります。

もしかすると何年か後に、あの時購入しておけば良かった。と後悔しているかもしれません。


以上です。報告終わります。

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