【パンの国家資格】製パン技能士を目指す人へ~筆記試験の過去問集50問の内容と解説

パン

製パン技能士とは

パン製造技能士. パン製造技能士 (パンせいぞうぎのうし)とは、パン製造に関する技能・知識を証明する 国家資格 である 。技能検定 制度の一種で、 都道府県職業能力開発協会 (問題作成等は 中央職業能力開発協会 )が実施しておりパン製造に関する学科及び実技試験に合格した者をいう。

等級には、・特級 ・1級 ・2級と3つの等級があり、特級は管理者または監督者が通常有すべき技能の程度、1級~2級はそれぞれ上級技能者、中級技能者が通常有すべき技能の程度と位置づけられている。都道府県職業能力開発協会が実施する技能検定試験は学科と実技からなり、実技では山形(イギリス)食パンの製造を粉選びから完成まで全工程を行う。

製パン技能士は、小麦粉や酵母、砂糖、塩、油脂などの原材料を使って、パンや菓子を製造するための製法や工程、配合などの技術を熟知しています。また、製造過程での品質管理や衛生管理、トラブル対処なども行うことができます。

製パン技能士は、専門学校や職業訓練校などでの教育や実務経験を積んで取得する資格です。製パン業界においては、高度な技術や知識を持つ人材として求められることが多く、製パン技能士の資格を持つことで就職や昇進に有利になる場合もあります。

製パン技能士のなり方

製パン技技能士になる為には等級ごとに規定が決められています。

1級2級は製パンの技術と知識、実務経験が必要ですが特級は設備や工程、経営など管理者としての知識が問われます。

パン製造技能士試験概要

受験資格特級
・1級合格後5年以上の実務経験

1級
・7年以上の実務経験、または2級合格後2年以上の実務経験
※学歴により必要な実務経験年数が異なる

2級
・実務経験2年以上
※学歴により実務経験が不要になる
試験内容特級
学科試験
・工程管理
・作業管理
・品質管理
・原価管理
・安全衛生管理および環境の保全
・作業指導
・設備管理
・パン製造に関する現場技術
実技試験
・工程管理
・作業管理
・品質管理
・原価管理
・安全衛生管理
・作業指導
・設備管理

1級・2級
学科試験
・食品一般
・パン一般
・パン製造法
・材料
・関係法規
・安全衛生
実技試験
・パン製造作業
合格率全級合算 60%
願書受付期間4月上旬~中旬・10月上旬~中旬
試験日程実技試験:6月上旬~9月中旬・12月上旬~2月中旬
学科試験:7月中旬~9月上旬・1月下旬~2月上旬
受験地指定の試験場
受験料学科試験:3100円
実技試験:18200円
※都道府県によって異なる場合がある
合格発表日10月上旬・3月中旬
受験申込・問合せ都道府県職業能力開発協会
※都道府県よって問い合わせの電話番号は異なりますのでホームページを参照
ホームページ技能検定のご案内 : 中央職業能力開発協会(JAVADA)
https://www.javada.or.jp/kyoukai/itiran.html

製パン技能士1級の筆記試験50問

それでは本題です。製パン技能士1級の筆記試験の過去問集を紹介します。

製パン技能士検定は筆記試験と実技試験の両方を合格してはじめて認定となります。

実技試験は食パンを作るだけで実務経験がある方は比較的簡単に合格する事ができます。

実技試験だけの合格率は80%ですが筆記試験の合格率は40%。

筆記試験は自ら勉強して覚えないといけません。

本試験でも次のような試験が50問出題されます。

過去問を参考に勉強して「国家資格 製パン技能士」を目指して下さい。

おわりに

日本ではパン屋になるための資格は必要ありません。

将来自分でパン屋をやりたい。パン屋で働く為に資格がほしいと思って製パン技能士の資格をとりたいと思っている人もいるかと思いますが、パン職人からするとあまり重要ではない資格です。

人気パン屋や有名なパン屋のシェフや職人のほとんどは持っていなかったりします。

ですが、自分のレベルを上げる為や製パンの幅広い知識を得るにはとっておいても良いと思います。

試験内容は実務に必要な技術や知識を問うものであり、難易度が高く合格するためには十分な勉強と実務経験が必要となります。ただし、一度不合格となっても再度挑戦することができるため、継続的な勉強と努力によって合格を目指すことができます。

実務経験がない方は日本パン技術研究所が主催する製パン技術100日コースであれば基本の勉強ができ卒業試験に製パン技能士1級の筆記試験を受ける事ができます。

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