はじめに
この記事は
パンの事をもっと勉強する為に本を読んで学びたいけど、沢山種類があってどれを読んだら良いのか分からない~
と思っている人にむけた記事になります。
筆者は10代の頃からパン屋で働いています。
パン職人歴20年のベテランパン職人です。
成長していく感覚が好きで、20代の頃にはフランスのブルターニュ地方のプルイネックという小さな町のパン屋で修行しました。
30代では東京の西葛西にある「日本パン技術研究所の100日コース」に参加しました。
現在は全国ベーカリーチェーン店のシェフを任されています。
パンに魅了されて20年間手当たり次第にパンの本を読んでいきました。
そんな筆者が今回紹介する4冊は、よくあるレシピ本や美味しそうなパンの写真などがのっている人気本ではありません。
自身のスキルアップの為に知識に重きをおいた、プロの為のパンの教科書です。
1.王道中の王道 新しい製パン基礎知識
⭐️新しい製パン基礎知識⭐️
この本は会社に入社した時に配られた本です。
この本を入社後に配布する会社は多いのではないでしょうか。
パン職人なら見ている人が多い本だと思います。
小麦粉や塩、砂糖などの材料の成分や効果の事や、製法の種類や効果など、詳しく書かれていて、分かりやすいパンの教科書です。
製パンの基礎知識を学びたいのであれば、この一冊があれば十分です!
知識本でどれを買えばよいか悩んでいるなら、とりあえずはコレ。
2.日本パン技術研究所の所長が書いた本 パン入門
⭐️パン入門⭐️
こちらは、日本パン技術研究所の所長が、書いた本です。
筆者がパン技術研究所へ入校し、井上所長の授業を聞いた時は、まさに目から鱗が落ちる思いでした。
内容は
主にグルテン構造と気泡の話がメインです。
求める食感を作る為の事など理論的に説明されています。
井上所長の授業の内容はこの本に詰められています。
コンパクトな本で要点が分かりやすく読みやすい本です。
グルテンの変化など、実験に基づき書かれており、研究者としての視点は勉強になります。
3.パン作りで上手くいかない時に! パン「こつ」の科学
⭐️パン「こつ」の科学⭐️
パン作り中に感じる「なぜ?」や「どうして?」を分かりやすく説明している本です。
分からない事を理論で説明してあるのでパン作りで上手くいかない時や困った時に重宝します。
初心者から上級者まで幅広く使えます
4.なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか
⭐️なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか⭐️
こちらの本は上の2つの本とは違い、パンとパン業界の歴史が詳しく書かれています。
パンがどのように日本に生まれて進化していったのか、パンの歴史を知るには、この一冊で十分です。
自分の仕事の歴史などを知ると自分の仕事にプライドを持てるようになり、モチベーション維持にも役立ちます^_^
パンだけでなく、食にまつわる動きの分かる本です。
僕は、パンって何だろう?パン職人ってなんだろう?とパンについて悩んだ時に読んだ本です。
読んだ後、自分の仕事に自信が待て、なんだか元気になりました(^^♪
おまけ 小さいパン屋で独立したいなら
⭐️小さなパン屋さんのはじめ方⭐️
この本はパン屋さんを自分でやりたい!って思っている人向けの本です。
開業のやり方や費用など、実際のパン屋さんをモデルにして載っているので、独立するのに、イメージがしやすいです。
この本は僕の先輩が独立した時に良く見ていて、おススメされました。
僕も最近独立を考えていまして、よく見ている本です。
おわりに
パン作りは奥が深いです。
本を読み知識をインプットして現場でアウトプットし色々試してみると経験がつみかさなりスキルアップできます。
知識より経験 経験には行動。
行動するには自身が必要 自身をつけるには知識が必要なんで本を読むのは良い事だと思います。
コメント
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