パン作りをもっと勉強したい。
でも、製パンの本はたくさんあるので、
「パン職人ならどの本を読めばいい?」
「レシピではなく、製パン理論を勉強できる本が欲しい」
「小麦粉やグルテン、発酵についてもっと詳しく知りたい」
と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、パン職人としてスキルアップしたい人におすすめしたい製パン本を4冊紹介します。
私は10代の頃からパン屋で働き、20代ではフランス・ブルターニュ地方の小さな町のパン屋で修行しました。
その後、東京・西葛西にある日本パン技術研究所の100日コースにも参加し、製パンについて学んできました。
これまで数多くのパンの本を読んできましたが、今回紹介するのは、きれいなパンの写真やレシピが中心の本ではありません。
「なぜパンはこうなるのか?」を理解するための、知識・理論を重視した本です。
パン屋で働き始めた人はもちろん、経験のあるパン職人や製パン技能士を目指している人にもおすすめです。
1.まず1冊選ぶなら『新しい製パン基礎知識』

新しい製パン基礎知識
製パンの知識を勉強するなら、まずおすすめしたいのが**『新しい製パン基礎知識』**です。
私自身、パン屋に入社したときに会社から配られた本でした。
小麦粉・塩・砂糖などの材料について、
「何のために入れるのか?」
「配合を変えるとパンはどう変化するのか?」
といった基礎から学ぶことができます。
さらに製パン法の種類や、それぞれの特徴についても詳しく解説されています。
パン屋で毎日当たり前のように使っている材料でも、改めて本で勉強すると「そういう理由だったのか」と気付くことがあります。
こんな人におすすめ
・パン屋で働き始めたばかりの人
・製パンの基礎から勉強したい人
・製パン技能士を目指している人
・後輩へ製パンを教える立場の人
「4冊の中から1冊だけ買うなら?」と聞かれたら、私はまずこの本をおすすめします。
2.パン生地を理論から理解するなら『パン入門』

パン入門
次におすすめするのが**『パン入門』**です。
私が日本パン技術研究所に入校し、実際に授業を受けたときは、まさに目から鱗でした。
この本で特に勉強になるのが、
グルテン構造と気泡の関係です。
パンは同じ材料を使っていても、ミキシングや発酵などによって食感が大きく変わります。
「なぜこのパンはふんわりするのか?」
「なぜ気泡が大きくなるのか?」
「求める食感にするには生地をどう考えればいいのか?」
こうしたことが理論的に説明されています。
実験に基づいたグルテンの変化なども書かれているため、職人の感覚だけではなく理論からパンを理解したい人にはかなり勉強になる本です。
本自体も比較的コンパクトなので、要点をつかみやすいのもいいところです。
こんな人におすすめ
ある程度パン作りを経験して、
「作り方は分かる。次は、なぜそうなるのかを知りたい」
という段階になったパン職人におすすめします。
3.パン作りの「なぜ?」に強くなる『パン「こつ」の科学』

パン「こつ」の科学
パンを作っていると、
「なぜ生地がベタつく?」
「どうしてパンが膨らまない?」
「なぜ思っていた食感にならない?」
など、たくさんの疑問が出てきます。
そんなパン作りの「なぜ?」「どうして?」を理論的に説明してくれる本です。
パン作りでうまくいかないときに調べる本として重宝します。
私がこの本のいいと思うところは、単純に「こうしてください」で終わらず、その理由を理解できること。
原因が分かれば、次に同じ失敗をしたときに自分で考えられるようになります。
こんな人におすすめ
初心者から経験のあるパン職人まで幅広く使えます。
特に、
「先輩に教えてもらった通り作るだけではなく、自分で考えてパンを作れるようになりたい」
という人にはおすすめです。
4.パン職人だからこそ読んでほしい『なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか』

なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか
4冊目は少しジャンルが違います。
こちらは製パン理論を勉強する本というより、パンと日本のパン業界の歴史を知るための本です。
日本でパンがどのように広まり、どのように進化してきたのか。
パンだけでなく、食を取り巻く時代の変化についても知ることができます。
私は、
「パンって何だろう?」
「パン職人って何だろう?」
と自分の仕事について考えていた時期にこの本を読みました。
自分が毎日作っているパンにも長い歴史があり、たくさんの職人が技術を積み重ねて現在につながっています。
その歴史を知ることで、改めてパン職人という仕事に自信を持つことができました。
技術書とは違いますが、長くパン職人を続けている人にも一度読んでもらいたい本です。
👉 Amazonで『なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか』を見る
どの製パン本がおすすめ?
「結局どれを買えばいいの?」という人は、目的で選ぶと分かりやすいです。
製パンの基礎を幅広く勉強したい
→ 『新しい製パン基礎知識』
グルテンや気泡、生地について深く勉強したい
→ 『パン入門』
パン作りの失敗や疑問を解決したい
→ 『パン「こつ」の科学』
パン・パン職人の歴史を知りたい
→ 『なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか』
迷っているなら、最初は**『新しい製パン基礎知識』**でいいと思います。
製パンの基本を幅広く学べるので、パン屋に入りたての人にも、改めて基礎を勉強したい経験者にも使いやすい一冊です。
👉 Amazonで『新しい製パン基礎知識』を見る
おまけ|いつか自分のパン屋を開きたいなら
小さなパン屋さんのはじめ方
「いつか自分のパン屋をやりたい」
という人には、**『小さなパン屋さんのはじめ方』**もおすすめです。
製パン技術の本ではなく、パン屋を開業するための考え方や費用などを知るための本です。
実際のパン屋をモデルに紹介されているので、「自分でパン屋を始めたらどうなるんだろう?」というイメージを持ちやすいです。
私の先輩も独立するときによく読んでいて、私におすすめしてくれました。
製パン技術を身につけ、その先に独立・開業を考えている人なら読んでみてもいいと思います。
製パン技能士を目指している人にも
製パン技能士の学科試験では、パンの製法だけでなく、材料や食品、衛生などさまざまな知識が必要になります。
過去問を解いて答えだけを覚えるより、
「なぜこの答えになるのか?」
まで理解しておくと、実際のパン作りにも知識を活かせます。
ねろぶろでは、製パン技能士の筆記試験・過去問50問と解説もまとめています。
👉 【パンの国家資格】製パン技能士を目指す人へ~筆記試験の過去問集50問の内容と解説
『新しい製パン基礎知識』などで基礎を勉強しながら過去問に挑戦する使い方がおすすめです。
まとめ|パン職人は本+現場で成長する
パン作りは本を読んだだけで上手になるものではありません。
でも、経験だけを積み重ねていると、
「できるけど、なぜそうなるのか説明できない」
ということもあります。
本で知識をインプットして、実際の現場でアウトプットする。
そして失敗したら、また本を開いて考えてみる。
この繰り返しがパン職人としてのスキルアップにつながると思っています。
私自身、長くパン職人をしていますが、今でもパン作りには新しい発見があります。
知識と経験、どちらも大切です。
今回紹介した本の中で気になるものがあれば、ぜひ一度読んでみてください。
おまけ 小さいパン屋で独立したいなら
⭐️小さなパン屋さんのはじめ方⭐️
この本はパン屋さんを自分でやりたい!って思っている人向けの本です。
開業のやり方や費用など、実際のパン屋さんをモデルにして載っているので、独立するのに、イメージがしやすいです。
この本は僕の先輩が独立した時に良く見ていて、おススメされました。
僕も最近独立を考えていまして、よく見ている本です。
おわりに
パン作りは奥が深いです。
本を読み知識をインプットして現場でアウトプットし色々試してみると経験がつみかさなりスキルアップできます。
知識より経験 経験には行動。
行動するには自身が必要 自身をつけるには知識が必要なんで本を読むのは良い事だと思います。





コメント
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