世の中にはビジネス本、自己啓発本が数多くあります。
その多くが何年も前に書かれたもので、目まぐるしく変化している現在には通用しなくなっている物も多々あります。
昔のように力で引っ張るリーダーシップ法は通用しません。
また昔の管理職に多かった力や圧力で脅して従わせる方法は今では自分の身を滅ぼすだけです。
今は怒鳴ればパワハラで、もし録音されれば終わりです。暴力なら警察に行かれて逮捕されます。
現代の店長に必要なスキルは柔軟性と決断力(行動力)とコミニュケーション力の3つです。
・柔軟性
今は時代の変革期です。10年前の当たり前が今では間違った事なんて事がざらにあります。
例えば、以前では出勤時間より30分以上早く出勤する事が当たり前でしたが現代では、その行動は問題です。
時代に合った働き方の中で結果を出さないといけません。いかに合理化するかがポイントです。
・決断力(行動力)
変革期の中、会社も常に変わっていかなければいけません。
昔のやり方にこだわっていると、時代の流れにあっという間に置いて行かれます。
常に世の中のニーズを意識し、来る波にいかに早く乗るか決断して行動する人が先へ進んでいきます。
・コミニュケーション力
店長の仕事の一番は職場の土台作りです。
いかに店舗をよくする気持ちやアイデアが合っても、人不足でルーティンワークで手一杯になると何もできません。
安定したスタッフを育てる為にはコミュニケーション力が必須です。
それぞれのスキルを身に付ける為に効果的な本を4冊紹介します。
D・カーネギー 人を動かす
この「人を動かす」はデール・カーネギーより半世紀以上前に書かれた世界中で読まれているベストセラー本ですが、ただの古めかしい本ではなく時世の移り変わりに沿って改訂され続けています。
また内容も実例に置き換えて書かれているので読みやすく現代の読者にも親しめる内容になっています。
数ある実例が自分の環境と置き換えて読めるので本の中でトライアル&エラーを繰り返し、自分を含めた様々なタイプの人間の対処法が分かります。
チーズはどこへ消えた?
「チーズはどこへ消えた?」はアメリカの心理学者であるスペンサー・ジョンソンが著した童話のようなビジネス書です。全世界で読まれており2019年時点で2800万部を超えるベストセラー本です。
この本は、IBM、アップル、ベンツなどのトップ企業が社員教育に採用している本であり、実績は折り紙付きです。
内容は2匹のねずみと2人の小人が「迷路」のなかに住み、「チーズ」を探します。
「迷路」とはチーズを追い求める場所、つまり会社や家庭など環境を表します。
「チーズ」は私たちが人生で求めるもの、仕事や家族などを表します。
一見シンプルな物語の中には急激に変化する状況にいかに対応するかを説く深い内容が込められています。
この本は薄く、30分ほどで読み終わる事ができるので本を読むのが苦手な人でも簡単に読む事ができます。
店長のための「スタッフが辞めないお店」の作り方
この本は「マクドナルド」や「とんかつ新宿さぼてん」でキャリアをつみ店長教育システムを導入し大きな成果をあげた店長育成コーチ、人手不足解決の専門家、松下 雅憲 著の本です。
その名の通り「人手不足を起こさない」ようにする方法が書かれており、土台作りには必須のスキルが身に付きます。
内容は、スタッフとのコミュニケーションの取り方など自分の状況に当てはめやすくポイントと例文で分かりやすく書かれています。
スタッフが安定していないのなら読んでおくべき本です。
嫌われる勇気
店長をやっていて部下や上司に気をつかったり、部下の行動や言動が気になったりとストレスを感じている人におススメの本です。
この本の中に『他者にどう思われるかよりも先に自分がどうあるかを貫きたい』
という一文があります。
筆者は最近、嫌われる事を恐れず自分が正しいと思う行動、発言をするようにしたらストレスが減り周りの評価もあがりました。
まとめ
現代の店長なら読んでおくべき本を4冊紹介しました。
「人を動かす」では対人関係の対処法と頭の柔軟性が学べます。
「チーズはどこへ消えた?」では柔軟性と決断力、行動力の大切さが学べます。
「スタッフが辞めないお店」ではスタッフへのコミュニケーション法が学べます。
「嫌われる勇気」では自分のメンタルを保つ方法が学べます。
大事な事はこれらを読んで知識を高める事ではなく、
自信を持つ事です。
自信が出てくると説得力も出てきます。また鬱病などの心の病にもかかりにくくなります。
沢山の本を読んで、必要な部分を自分の引き出しにストックして自信をつけましょう。
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