[パンのトレンド]2008年~塩パンブーム 2015年~生食パンブーム 2021年~マリトッツォはブームになれるか!?な件

パン

報告します。

パンの歴史は非常に古く、今から8000年~6000年ほど前、古代メソポタミア文明の頃、小麦粉と水を捏ね、焼いただけの物がすでに食べられていました。

当時のパンは生地が酵母による発酵を受けていない為、膨らみがほとんどなく、火を通すため薄く焼かれた平焼きパン(フラットブレッド)でした。

それが、いつからか酵母の発見により発酵させ膨らませた発酵パンを食べるようになりました。

紀元前3000年前に造られた古代エジプトの墳墓にある壁画には発酵パンの作り方が記されています。 


大昔からの現在まで世界中のパン職人が次々と新しいパンを作り続けて現在パンの種類は5000~6000種類以上あるといわれています。


現在、いろいろなパン屋でいろいろな種類のパンがありますが、数年周期で一つのパンが注目され日本中でブームになる事があります。

パンメゾン 塩パン



近年で言えば、2005年ごろからジワジワと口コミで広がり、2008年頃に一機に火がつき、日本中で大ブームになったのが塩パンです。


塩パンは愛媛県のパン屋さん。[パンメゾン]のオーナーさんが、開発したパンです。

愛媛のパン屋から全国へ広がり、今ではあんぱんや食パンなどの定番商品の一つになっているほどです。

塩パンブームから数年の間、塩パンの次に続くぞと言わんばかりに、沢山のパン屋が新しいパンを開発したり、世界のパンをひっぱり出して売り込んだりしましたが、塩パンほど話題にはなりませんでした。

しかし、2015年頃、とうとう塩パンに匹敵するパンが登場しました。

それが生食パンです

乃が美 生食パン


乃が美の生食パン専門店が全国に出店し始め話題になりはじめた時は

「食パンだけの専門店なんて無理だろう」「どうせ一時的な物で今だけだろう」などと思っていたパン屋も多いと思います。

しかし、1年経っても3年経っても収まるどころか、勢いは増すばかりで、同じような高級食パン専門店がどんどん出てきました。

始めは否定的だったパン屋も真似をしはじめ、今ではどこに行っても同じような薄い焼き色の耳まで柔らかい高級生食パンが見られるようになりました。

生食パンはパンのカテゴリーをまた一つ作ったと言えるでしょう。

塩パンに次ぐブームの到来でした。


生食パン以降も新しいパンや世界のパンをひっぱりだして売り込みますが、なかなか大ヒットしません。ベトナムのバインミーが少し来ましたが、すぐ消えていきました。

ですが、2021年、春。


あらたなブームの予感がする商品が出てきました。

それがイタリア・ローマの名物マリトッツォです。

イタリア・ローマの名物 マリトッツォ


マリトッツォはイタリア、ローマ発祥で、卵をたっぷり練り込んだブリオッシュ生地にたっぷりすぎるほどのクリームが入ったパン、、、というか、ここまでのクリームはもうお菓子ですね。

パン屋さんによって、生地やクリームが違い、これがマリトッツォです。という概念がないので色んなマリトッツォを楽しむ事ができます。


見た目はインパクトがあり、可愛いので口コミやSNSで火が付きはじめている商品です。

マリトッツォ専門店などもちらほら出てきており、2021年、塩パンや生食パンに続く大ブームを起こせるのか今後注目していきたいと思います!

まとめ



数年周期でパンにはブームが訪れます。

塩パンや生食パンブームの時、静観して出遅れたパン屋さんは、大きく機会損失しています。

マリトッツォが来ているなと思えば、すぐに始める事をおススメします。

どこで、何が流行るのかは分かりませんが、その兆しが見える商品があれば、すぐに飛びつく気持ちでいる事がこれからのパン屋には必要ですね(^^♪


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