はじめに
誰しも一度は出された食べ物に髪の毛が入っていた経験はありませんか?
家庭内であるなら別に気にならないですが、外食時や買ったお弁当などに入っていると気持ち悪い感じを受けます。
僕らのパン業界でも毛髪混入はあり得る事例です。
食べるのを楽しみにしていたパンの中に髪の毛が入っていたら食べる気がなくなり、気分を害します。
お金を出して気分を害させる事はサービス業としては失格ですよね。
でも、そうは言っても人間が作っている物なので、毛髪混入位仕方ないとは正直思いますが、それでも少しでも毛髪混入を防ぐ努力はしなければなりません。
そこで、パン屋が明日から個人で行える毛髪混入防を防止する為にやるべき2つの事を説明します。
定期的なコロコロローラーがけ
一つ目はコロコロローラーを定期的にかけましょう。
カーペットとかを掃除する時に使う、あのコロコロローラーです。
頭はお店のスタイルによって帽子やネットでカバーされていると思いますが、隙間から髪が落ちる事があります。
落ちた髪は背中などに付き、作業中にパンに入り込む可能性があります。
また、休憩中に帽子を外した際に髪の毛が肩などに落ち、そこからパンに入り込む可能性もあります。
そんな髪の毛を取るのにコロコロローラーは便利です。
ローラーがけをするおススメなタイミングは
1.出勤時 すでに髪の毛が付いている可能性が高い為
2.休憩から戻った時 休憩中に落ちた髪の毛を取る為
3.1時間置きにチェック 作業中に帽子の隙間から落ちる可能性がある為
実際やってみたら、以外と毛髪をキャッチしている事が多く効果あります。
値段も100均で揃うのですぐにはじめられます。
体毛は剃るか脱毛しよう
体毛は剃るなり、脱毛するなりしましょう!
髪の毛や眉毛など、人の印象を変える部分に対しての脱毛はやりすぎな事なので言いませんが、腕毛や指毛の濃い人はパンの中に混入する可能性が非常に高いので、脱毛してください。
せっかく美味しいパンを作っても毛が入っていたら美味しく感じません。
男性の場合、脱毛や剃る事に抵抗がある人もいますが、パン屋として、美味しいものを作りたいと思っているなら迷わずやるべきです。
毛髪混入を防ぐ為に意識の高い職人さんは腕毛や指毛はもちろん腋毛も剃っています。
おわりに
最近はコロナの影響もあり、食への安全、安心の意識が更に高まってきています。
一昔前は髪の毛位しかたないよね、という認識も多くありましたが、今では髪の毛一本でも大きなクレームになる事があります。
パン職人として、努力し美味しい物を作っても、その一本で台無しになる事もあるので、少しでもリスク回避するため、自分が出来る事をしていきましょう。
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