10年働いていますが時給が上がりません。店長にも相談したんですが、時給を上げるのは難しいと言われてしまいました。
よくある内容です。
時給はなかなか上がりません。
いくら頑張っても時給は変わらず、ましてや自分より仕事が出来ない人と同じ時給で納得できない事も多いと思います。
しかし店長に言った所で時給の裁量を持っているのはその上の偉い人の場合もあり、難しいところです。
人件費を抑える事は企業として利益を出す為当たり前の事なので、会社はなるべく安い賃金で働いてもらう事を望みます。
現場の店長も店の運営を任されている以上、労務費を抑えなければならず、時給相談は上司に嫌な顔をされるので強く言えません。
また、1人の人の時給を上げると、多くの場合、他のパートさんの嫉妬を買い周りとトラブルになる事があります。
こうした理由により時給を上げるのは難しいです。
ですが、ポイントを抑える事で確実に時給を上げる方法があります。
今回はそのポイントを3つのステップごとに紹介しますので参考にして下さい。
STEP1 店長を味方につける
当然の事ですが、店長に嫌われていると時給など上げてもらえるわけがありません。
店長に好かれる事が第一条件になります。
そこでどんな人が店長に好かれるか説明します。
1.仕事が早い人
会社には生産性や人事売り上げという数字があります。
売り上げや製造数によって、適正な人数と時間でまわっているか管理する数字です。
その数字をオーバーすると、会社から注意を受けるので、店長はオーバーしないよう時には休日出勤やサービス残業で働く事があります。
しかし仕事が早い人がいると目標数字を達成できるので、仕事が早い人は重宝され好まれます。
2.協力的な人
店長の悩みの一つにシフト問題があります。
忙しい日に人がいない。パートさんが風邪で休んだけど、変わりに出れる人がいない。こういう調整をするのは大変です。
そんな時、協力してくれる人がいると大変助かります。
協力的で助けられている人には恩を感じるので重宝され好まれます。
3.人の悪口を言わない人
店長の仕事の一つに愚痴を聞く事があります。
女性のパートさんが多い職場は必ずといっていいほど陰口や悪口を言う人がいます。
そういう職場は雰囲気の良い職場ではなく、新人が入っても続かない事が多いです。
いくら仕事が出来る人でも職場の雰囲気を乱す人は要らないと思われ嫌われてしまいます。
仕事が早く、協力的で職場を乱さない人は好かれます。店長でなくとも当然ですね!
STEP2 時給の相談をする
ポイント1を経て店長に好かれていると感じたら時給の相談をしましょう。
この時点で店長も、あなたの時給を上げてあげたいと感じているはずです。
ただし、この時もポイントがあります。
1.誰にも知られないよう話す
時給は他のパートさんとのトラブルの元です。必ず他には知られないよう話ましょう。
2.言い方に気をつけましょう
単純に「時給上げて下さい」では難しい事が多いです。
「どうしたら時給あがりますか?」と質問形式で話ましょう。
協力的なパートさんからのお願いだと、どうにかしてあげたいと思うのが人間です。
店長に時給を上げる権限があれば、ここで答えをもらい上がるでしょう。
悪い例が「時給上げてくれないなら辞めます」です。
この言い方はキリがなくなるので、うっとおしい人だなと思われてしまいます。
店長が時給を上げる事に賛成でも会社にNGを出されてしまうとどうしようもありません。
しかし交渉次第で上げる事は可能です。
・STEP3 時給の交渉テクニック
店長に承認を得たら、その上の会社に交渉をしてもらいます。
ここが一番重要になるので、店長には頑張ってもらいましょう。
店長から会社へ時給アップの推薦書を出してもらいすぐOKが出れば良いのですが、ダメだった時は推薦書の内容が悪いと考えられます。
推薦書の内容を書いてもらう際に重要なポイントを3つ挙げます。
1.現状の仕事ぶりを他のパートと比べ、その差を書く。
例えば他の人は5時間かかる仕事をあなたなら4時間で終わらせる事が出来ています。
また会社に協力的であり、他のパートや新人パートの育成を任せる事が出来ます。
など、明らかに他と差のある仕事をしている事を記入してもらいます。
2.時給を上げる事で新しい仕事を任せる事を書く
現状の仕事内容だけだと、通らない事があるので、新しい仕事にチャレンジする内容を入れましょう。
例えば、発注業務や新しいポジションなどです。店舗としてメリットになる事を入れると断る理由がなくなります。
3.時給を上げるメリットを具体的に分かりやすく書く
会社は単純に時給を上げたら損をするとか、トラブルの元になると考えています。でも少し考えたら分かる事で時給を上げる事はメリットも多いです。
パッと思いつくメリットはモチベーションが上がる事だと思いますが、それでは具体的ではありません。
具体的な書き方は、
例えば他のパートさんでサンドイッチを作る仕事が5時間かかるとします。
ドーナツを作る仕事も5時間かかるとします。サンドイッチとドーナツで2人でやって合計10時間かかります。
時給が900円であれば900×10時間で一日9000円そこに人件費がかかります。
仮に仕事が早いあなたが時給950円になったとし、サンドイッチとドーナツを1人でこなし8時間で終わらせます。950円×8時間で一日7600円です。
店として1400円のプラスが生まれます。
そこまで早くなく9時間だとしても450円のプラスになります。
時給を上げても、その人の使い方次第で店にはプラスになりますよ。
というような内容が書ければ上げない理由はなくなります。
まとめ
時給を確実に上げる方法重要なポイントは店長に頑張ってもらう事です。
その為には店長に気に入られる必要がありますし、推薦書を書く為、あなた自身が本当に仕事の出来る人材でなければなりません。
時給は待っていても自然に上がる物ではないので、積極的にアピールして下さい。
世の中言ったもの勝ちですよ(^^♪
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