はじめに:最近エンジンがかかりにくいと感じたら
「最近、セルを回してもエンジンがかかりにくい…」
「ライトやウインカーの明るさが弱くなってきた気がする…」
こんな症状を感じたら、ベスパLX125のバッテリーが弱ってきているサインかもしれません。バッテリーはスクーターの心臓部とも言える重要な部品で、弱ってくるとエンジン始動や電装機器の動作に影響を及ぼします。
最悪の場合は出かけ先にエンジンがかからなくて押しながら帰らないといけなくなることもあります。
「でも、バイク屋に頼むと費用が高くて…」と思っている方も多いでしょう。実際、プロに頼むとバッテリー代+工賃で2万円前後かかることも珍しくありません。
そこでこの記事では、ベスパLX125に合うバッテリーの選び方や、自分で交換する方法について、初心者でもわかるように解説します。自分で交換すれば費用を大幅に抑えつつ、安心して走れる状態に戻すことができます。
1. ベスパLX125に合うバッテリーの選び方
適合スペック
LX125のバッテリーは基本的に12V仕様。代表的な型番は以下です。
- YTX12-BS:12V、10Ah、サイズ 149×86×131mm(2007年以降)
- YB9-B:12V、9Ah、コンパクトタイプ(2006年以前)
購入の際には必ずサイズと端子位置を確認してください。スクーターはスペースが限られているため、適合しないサイズのバッテリーは設置できません。
筆者のベスパLX125は2007年式キャブレター使用でバッテリーはYTX12-BSのバッテリーでした。

YTX12-BSバッテリー
もっと安く購入したいならYTX12-BS互換品がおススメ
今回筆者が購入したのはコレ👇
YB9-Bバッテリー
もっと安く購入したいならYB9-B互換品がおススメ
バッテリーの選び方のポイント
- メンテナンスフリー/充電済みタイプ
最近は購入時点で充電済みのバッテリーも多く、充電器がなくてもそのまま交換して使えるので便利です。 - 容量(Ah)
電装機器の使用頻度に合わせて容量を選びましょう。ライトやウインカーを多く使う方は10Ah以上を推奨。 - 信頼できるメーカー
GSユアサ、YUASAなどの定番メーカーがおすすめです。価格は少し高めでも安心して長く使えます。 - 価格をおさえたいなら互換品で十分。ただし当り外れはあります。(今回紹介している互換品のメガパワーはレビュー評価と筆者の使った感覚として安心できると感じています)
2. 自分で交換する手順
必要な工具
- プラスドライバー/ソケットレンチ(バッテリー固定用)
- モンキーレンチ(端子取り外し用)
- 手袋・保護メガネ(鉛バッテリー液対策)
手順
1.スクーターを平坦な場所に停め、キーを「OFF」。サイドスタンド/センタースタンドで安定させます。
2.シートを開け、赤〇のネジを外しバッテリーアクセスカバーを外します。


3.マイナス端子(黒)→プラス端子(赤)の順で外します。ショート防止の基本手順です。

4.古いバッテリーを取り出します。

5.それでは新しいバッテリーを装着します。


6.その前に付属のナットをバッテリーの金具の部分に入れます。

7.新しいバッテリーを設置し、外す時はプラス端子(赤)→マイナス端子(黒)の順で接続します。端子の接触が緩くないか確認してください。

8.カバーを戻してシートを閉じ、エンジン始動・ライトの点灯確認で完了です。
ポイント:購入時に充電済みバッテリーを選ぶと、充電器なしでそのまま交換して始動できるので便利です。
3. バイク屋に頼む場合と自分で交換する場合の費用比較
- バイク屋に依頼
バッテリー代+工賃+廃バッテリー処理で 約2万円前後。手間はかからず安全ですが、費用は高めです。 - 自分で交換
バッテリー代のみ(約5,000~10,000円)+工具(既に揃っていれば追加費用なし)で済みます。
→ 最大で1万5千円以上の節約が可能です。
自分で交換すれば費用を抑えられますが、作業は安全第一。端子の順番や固定の確認を怠らないよう注意してください。
まとめ
- 「最近エンジンがかかりにくい」「ライトが暗い」と感じたら、バッテリーの劣化が原因の可能性大。
- ベスパLX125に適合するバッテリーを選べば、自分でも簡単に交換できます。
- 充電済みのバッテリーなら、充電器がなくてもそのまま取り付け可能で便利。
- バイク屋に頼む場合は費用が高めですが、安全・確実。自分でやる場合は費用を大幅に節約できます。
エンジンがかからず悩む前に、早めにバッテリーの状態を確認し、適切な交換で快適な走行を取り戻しましょう。


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